乱暴で、ぶっきらぼう。
危ない雰囲気を纏う、今まで出会ったことのないようなタイプの男性。

あの日あの時間にコンビニの前を通らなかったら、きっと出会うはずのなかった人。

きっと関わってはいけない。
本能でそう感じた。

でもどうしても頭から離れない。

射ぬかれてしまいそうなほどの、彼の鋭い眼差しが。
くらくらしてしまいそうなほどの、煙草の香りが。