朝から学校は大賑わいだった。

今日は学校の3だい行事の1つ、体育大会だった。


私は朝から苦痛でしかなかった。
「頭いたいから休む」
とお母さんに言ったけど信じてもらえるわけでもなくいまにいたる。

教室ではハチマキをまいて気合い十分な男子がうじゃうじゃいる。


そして私も無理やりハチマキをまかされた。

「めっちゃ似合ってるやん‼」

「ありがとう」

「うん。かわいいかわいい」
私を褒めまくってくれているのは私の好きな人優馬だ。

平然と振る舞うのもそろそろ限界に近い。


「今日は頑張れよ」

「頑張るな」
さっきまでの憂鬱な気持ちは無くなっていて今では【がんばろう】そんな気持。

ただそれだけだった。