「・・・咲・・・・・・さ・・・き」

「なぁにー?」

「あんた今顔すごいことなってる。」

「今なんの時間?」

「休み時間やで」

「あっ‼‼」
教室中に響き渡るような大きな声を発してしまった。
クラス中の視線が私に向けられる。

「恥ずかしい・・・・・・・・」

寝たふりをしようとしてほんとに自分が寝てしまっていたということに今気づかされた。

「咲、あんただけなんでか全部の種目出ないとダメやで」

「えっ!なんで」

「人数足りひんくてさなんか寝てるやつにあてよってなって・・・」

「最悪」

「ドンマイ」