閉会式が始まり私は男子の横に並び、運が良く、れおとくんの隣だったから安心した。

「ゆーおめでとな。」

「ありがと!」

「最優秀選手賞は、

塚崎高校11番米須れおと。」

えぇ!!れおとくんだ。2年3年抑えてれおとくだよ!!すごい。

「はい。」

この、低いトーン好きなんだよね。

「女子 塚崎高校11番仲田ゆう。」

ん?え?はぁ??

「えぇーー!!!!!」

「えぇー!じゃない。はよいきな。」

うそうそうそ。絶対うそでしょ!!

「あ、は、はい。」

その時れおとくんと目が合っておめでとって

言ってくれた。

そして、この試合がきっかけに、私とれおとくんは、長崎県代表に選ばれた。

れおとくんは最優秀選手賞や代表に選ばれたのに、うれしくなさそうだった。

でも、私はれおとくんを支えることができなかった。


理由を聞くのが怖かったから。