竜也の一言で決まった旅行。


「で?海ってどこ行くんだ?」
「ふっ。華ちゃん!俺達の出番だ!!」
「ふっ。任せて!」

華はすぐさま自分の部屋からノートパソコンを持ってくる。
竜也もリビングのテーブルに自分のパソコンを置く。

「どうせなら花火大会とか、やってねーかな?」

達也がパソコンを操作しながら呟く。

「温泉付きの旅館がいい。」
「私も!」

澪の意見に華も賛成する。
そして、見事にキャンセルが出ていた旅館を抑えることができた。
もちろん、海は近く。花火大会もある。

「ふっ。俺らの技術なめんなよ。」

竜也と華は渾身のドヤ顔をかましていた。