(竜也くんなら、言っても大丈夫だよね。

・・・竜也くんになら、聞いて欲しいかもしれない。)


「・・・あのね。」

さっきまでアイスを持っていた手が震えてくる。

「あ、いや、無理に話さなくていいから!ごめんな!」
「ううん、無理にとかじゃないの。」

華は震える手を握り締めて、深く息を吐いた。