「「ガチャ」」

部屋を出ると同時に向かいの部屋のドアも開き、竜也が出てきた。

「竜也くん!」
「華ちゃん!どっか行くの?」

「うん、夕ご飯の材料切らしちゃって、すぐそこのスーパーに行こうと思って。竜也くんは?」
「俺も夕飯買いに行こうかなと思って。
・・・華ちゃん。俺一緒に行くよ。」
「え?」

「俺もスーパー、一緒に行く。もう暗いし近くとはいえ、その可愛い顔にその格好はマズい気がする。」
「え?夏だしショートパンツなんかみんな履いてるよ?上も羽織ってるから大丈夫だよ。」
「ダメ。俺どーせ飯買いにいくんだから2人の方が安心だろ。」
「・・・ありがと。」