(澪ちゃん、大丈夫かな・・・。
それにしても、さっきのイタズラ楽しかったな。
・・・。
・・・あれ?私、あの時、竜也くんに後ろから揺さぶられた・・・よね。
・・・。イタズラするって分かってたから大丈夫だったのかな・・・。)

華は澪の部屋に行くまで、ずっと考えていた。

澪はすっかり元気で、華は安心した。
澪は龍のことが気になると言っていたが、華の言葉に納得したようだった。
そして。

「華はどうなの?」
「え?」
「竜也。」
「うん・・・。気にはなってる。
・・・けど、やっぱりあの事、思い出しちゃって・・・。」