そして。

「おい!竜也!起きろ!!」
「・・・龍?・・・来たのか・・・」
「来たのかじゃねーよ!華が!」
「・・・え?」

竜也が華の方を見てみれば、机に伏せて口元に薬がばら撒かれ寝ている華の姿。
刑事なら容易に想像が付く。
薬を大量に飲んでしまって意識がないと。


「え!?華ちゃん!?
華!?おい、華!!」

竜也が華の元へ駆け寄り、華を揺さぶる。

「華ー!!」



「「・・・ぷっ・・・!」」
「あっはっはっは!ダメだ!腹いてー!」
「あははは!竜也くん、ごめんね!」

大笑いする龍と華。
そして固まる竜也。