あべこべカレカノ



今にも泣きそうな表情を浮かべながらあいこちゃんが言ってきた。





う〜ん…、女の子を泣かせる訳にはいかないなぁ……





スッ……



「……っ!!!」



私は少しこぼれ落ちたあいこちゃんの涙を右手ですくって、頭を下げて一言。



「…すまない。やっぱり女の子とお付き合いは考えられないんだ」



謝った。


あいこちゃんの返事が来ない。


怒らせちゃったのかな…?
なんて不安になって顔を上げると、さっきよりも真っ赤な顔をしたあいこちゃんと目が合った。



「…?熱が出たのか?」



ピトリと手を額に当ててみる。

熱はないようだ。


あいこちゃんは口をパクパクさせて、



「…あっ、あっ……、失礼します!ありがとうございました!」


「…えっ、ちょっと!」