そして、私達は女の子が座っている席から、二つ後ろの二人席に座った。

すると、女の子が立ち上がり、こっちに向かって歩いてきた。

えっ? ええっ?

女の子は私の前まで来ると、頭上のつり革を掴み、私の顔をのぞいてきた。

「この子があんたの彼女なんだ」

「うるさい…。構うな……」

「何よ。その言い方」

「姉さんには、関係ないだろ…」

姉さん?

「関係あるでしょ。私の義理の妹になる子だもの」


義理の…妹?