驚いて見上げると
そこには窓から顔を出している穏雅 健の姿があった。

「此処、保健室の窓の下、窓開いていたから窓の側にいた俺に丸聞こえ

俺だったから良かったけどね。」

穏雅先生は洸を見て

「ちょっと話せるか?」


意図を察したタクが洸に

「授業は、俺が上手くやっとくから。」

と肩をポン叩いて去っていった。