穏雅先生は、灰皿に煙草を押し付け、椅子に腰掛けながら
大きく伸びをした。


そこに息を切らして
洸が入ってきた。

真っ先に、ひまわりの寝ているベッドに駆け寄り

「具合はどうだ?」

「うん、大丈夫だよ。」

ひまわりが洸に微笑んで、タクの方をチラッと見た。



タクは洸に気付かれない様に、微笑んで軽くウィンクをした。