夏休みを数日後に控えた夜、洸はひまわりの闇を垣間見ることになった…



ひまわりは薄暗い
普段は誰も使わない
旧校舎の屋上にいた。

此処は唯一
セキュリティーのない、非常階段から上がって入れる場所だ。


何故こんなところに
いるかというと、
澤園留衣華に呼び出されてのことだった。