「俺もだから…。」

顔が熱くなるのを感じながら、繋いだ手に力を入れた。


不意に強い風が吹き抜けた瞬間、

耳元で『よろしく』と声が聞こえた気がした…

眩しい陽射しの中、辺りを見回すと、

光を浴びる向日葵の花に
写真で見たことのある、ひまわりのお兄さんの笑顔が重なって見えた。

ふと横を見ると、ひまわりも同じ所を見つめ、微笑んでいた。



向日葵の花言葉

あなただけを見つめています…。





~完~