「ひまわり、今までの、それから今のお前の想い直接伝えた方がいい。

焦らなくて良いから、
ゆっくりお互いの想い分かりあえたらいいんじゃないかな。

俺がいる…
俺が支えるから。」

病室の閉められた窓からは、冷たい風は遮られ、
暖かな陽射しだけが
差し込み、
洸は、黒く輝きを放って
より一層力強さを増した瞳でひまわりを見つめながら言った。


ひまわりは、目を静かに閉じた。

そして、パッと開いた瞳は何かを決意したように

「そうだよね…
お父さん達呼ぼうか。」

そう言ったひまわりから笑みが零れ
美しく輝いていた。