タクは、ひまわりの父親を見て

洸は、母親似だけど、ひまわりは父親似だな…

一人でブツブツ言っていた。


洸はひまわりの側まで歩み寄り、

「俺がいない時、どうせ、色々聞いたんだろうけど、気にしなくていいから。」

と言ってタクと穏雅先生の方をチラッと見て、それから皆に向かって、

「すみませんが、少しだけひまわりと二人で話させて下さい。」


戸惑うひまわりの様子を見て、三人は黙って廊下に出て行った。