先生や看護師さん達が慌ただしく動き回るのを
洸は、わけが分からず、
ただ茫然と見ていることしか出来なかった…

直ぐに無菌室のガラスは、カーテンが閉められ、中をうかがい知ることは出来なくなった。


「ひまわり!ひまわり!
俺はココだ!
此所にいる!!」

頭が真っ白になり、何も考えられなくなっていた洸は、中の見えないガラスに張り付きながら
必死に何度も何度も叫んでいた。


穏雅先生の

「落ち着け!大丈夫だ!


という声は
全く耳に入らなかった。


ひまわり!!!