病室の窓から光が差し込み、二人を温かく照らしていた。


「そういえば、お前の夢って、花に囲まれたペンションを、家族ですることだったよな?」

「うん、そうだよ。」

答えながらひまわりが微笑んだ。


あの時洸は、
自分の夢を言えずに
言葉を呑み込んだ…。

自分は、何もないただのガキで、そんな自分に何が出来るのかって…。


でも今なら言える。