そして、白猫の背に乗って、あるお屋敷の前まで来た。




すると、また猫は走り出して、




木を登って、窓ガラスの近くに、私を下ろした。




そして、窓の先には、背を向ける貴方が。




すると、




貴方もこちらを向いてくれた。




私達は、部屋の窓を開けて、抱き合った。




「やっと、触れられた」




貴方「うん」




とても、とても嬉しい。




貴方「さぁ、ここから遠くへ行こう」




「えぇ」