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『ゆうくん。約束だよ。』

『わかってるって、僕とせっちゃんだけの秘密!』

『うんっ!』

そう言ってあの子は笑った。

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「ふぁぁ。よく寝た…」
こんな夢を見たのはいつぶりだろうか。
俺と話しているこの女の子?は誰なのか。
俺はそんなこと考えながらいつも通り支度をした。

「父さん。行ってきます。」
「ゆう、気いつけてな。」

俺は、高木 優 とゆう普通の高校2年生らしい。
俺は去年の夏に交通事故に遭ってしまい、記憶が、とんでしまったのだ。
と言っても自分の名前や友だち関係などの記憶だけが消えてしまったので、特に勉強への支障はない。

最近あの子の夢をよく見るな。
俺はあの子と何の話をしていたのだろうか。

「ゆーうっ!」
(ガシッ)
「うわぁぁ!なんだ斗真か。」
「おはよう!ゆう!」
「おはよ。」

こいつは飯田 斗真 。こいつとは1年から仲が良かったらしい。俺の記憶が無くなったということにビックリしていたが今は1年の頃より友情が深まったとか言っている。

「なあなあ、今日転校生が来るらしいよ!あー、楽しみだなぁ♪可愛い子が来るといいなぁ!」
「はぁ。お前な可愛い子って。。俺等が通ってる高校は、男・子・校 だよ。」
「えへへ。んなこたァわかってるって!」
「まあお前は、女とか男とか関係なく喰うからなぁ。」
「おぉ!分かってるぅ♪」