いつかあなたがあの星になるまで

彼は、昨日私が言った通りに、前髪を眉毛くらいまでに切り、メガネを外していた。


まさかここまでイケメンになるとは。


「いきなりゴメン。早川さん、好きです」


……ん?


今なんて言った…?


私の聞き間違い…だよ、ね…?


「あの、ごめん、もう1回言ってもらえるかな」


「だから、俺早川さんが好き。付き合ってください」


えっ、えっ、ええええ?!


こ、告白ってこんな涼しい顔して言えるものなの?!


私の顔の温度がどんどん高くなるのを感じた。


「わ、私なんかのどこがいいのかなっ、そ、それに第一私、か、彼氏…いるし……」


「でも早川さん彼氏といても楽しそうじゃない、辛そう」


「え…」


ばれ、てた…?