いつかあなたがあの星になるまで

その後は1回も陽向と話さないまま1日が終わった。



翌日、昨日意味もなく大号泣したせいで腫れた目を理由に休もうかと思ったけど、自分の良心がそれを許さなかったので、重い足取りで学校へ向かった。


教室に着くと、何やらいつもと様子が違った。


女子の黄色い歓声がきゃーきゃーうるさい。


なんだろうと輪の中心にいる人物を見た。

私は息をのんだ。


見たことのないイケメンが、そこにはいた。

いや、あの目を私は知っている。


あの目は…濱田くんだ。


ただぼーっと彼を見つめていると、ふと、彼と目が合った。


すると彼は、輪の中から抜け出し、私のとこに向かって歩いてきた。