壊れそうなほど胸が苦しくて




「ここをよく見なさいよ!
“6”なのか“0”なのか、
これじゃ分かりづらいんだけど!」


北条はサクラがボールペンで書いた数字を指さす。

“納入数”の欄に、
“4160”と書かれているが・・・



・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・




「北条、本気で言ってる?
ただのイチャモンだぞそれは。」


確かにパッと見、

“4160”なのか
“4100”なのか分かりづらいけど、

よく見たらちゃんと“6”と記載されている事が分かる。