<虎さん、ナガセ。> 「・・・・なに泣いてるんだよ。」 <どうした??> <笑わないで聞いて。> 「・・・・・・・・。」 「・・・・・・・・。」 サクラはスマホを置いて、 俺達の顔を見つめる。 その瞳からは大粒の涙がこぼれていた。