「なぁ父さん。俺は別に煙草も吸ってないし酒も飲んでない。

ただ家に帰る時間が遅かっただけなのに何でこんな怒られなきゃいけないんだよ。」


「そうだなぁ・・。」


「父さんは夜遅くに家に帰ってくるくせに、なんで子供だからってこんな窮屈な思いしなきゃいけないんだよ。」



「そういう話をじっくりしようと思って、ビール持ってきたんだけどお前も飲むか?」


「!?」


「煙草も1本ぐらいだったらやるぞ。」


「何言ってるんだよ!未成年の息子に酒と煙草を勧める親ってどんなんだよ。」


「??
平気で23時以降外出してたのに何で酒と煙草は躊躇するんだ?
ルールを破るって意味なら一緒だぞ。」


「体に悪いからやらない。
俺は野球やってるんだぞ。」


「あ、そう。じゃあ俺だけ頂くか。」


「!?俺の部屋で飲むのかよ!
酒臭くなるじゃねぇか!」


「いいじゃないかよたまには。
うぃ、体育祭お疲れ。」


「・・・・・・・。」