今年もまた、冬がやってくる。


肌を刺すような冷たい風、
地面に白く降り積もる雪、
かじかみ震える手──


毎年、同じ風景。


でも、何年経っても、
思い浮かべるのは君だけ。


こんなにも好きなのに、
なぜ君は──…





「いなくなってしまったのだろう」