明日実は先に帰ってもらった。




最悪な再会。

元気で幸せに暮らしていてくれてれば

あたしは良かったのに。

あたし以外の人を好きになっても、

元気でいることを願ってた。


「なんで病弱くんなのかな?」


あたしの涙は止まらなかった。

目の前で寝ている病弱くん。


「早く目、覚ましてよ」


さっき倒れた時と違って、

綺麗ないつもの顔で寝ている。

このまま目、覚まさなかったらどうしよう。


「好きなの」


呟いたはずだったのに。


「俺のこと好きなの?」


いつの間にか病弱くんは起きてて。

聞こえちゃったみたい。


「あたしもう・・・」


帰る、そう言おうとしたとこで

手首を病弱くんにつかまれた。