3階でとまって、
人がひとり乗ってきた。
「え?」
あたしは声が出てしまった。
目の前には点滴をおして歩く、
病弱くんがいたから。
病弱くんはあたしに気付いて、
元気そうに声をかけてきた。
「美穂と明日実ちゃんじゃん。元気?」
近くにいるだけで安心できて、
涙が出そうになる。
「元気だよ」
病弱くんのことがまだ好きだなんて、
悟られないように普通に返す。
「どうしたの?」
点滴してて、病室の中歩いてるとか
入院してるとしか思えない。
ちょっと心配で聞いた。
「ちょっと体調崩しちゃって」
ちょっとどころじゃないでしょ。
すっごい痩せてるし。
だけど、もう彼女じゃないし、
病弱くんには、好きな人がいる。
だから、何もいえない。
『何かあったら連絡して』とか、
『最近どうしたの?』とか、
『何か隠してない?』とか。
もう一度付き合えたら、
幸せだろうな。
人がひとり乗ってきた。
「え?」
あたしは声が出てしまった。
目の前には点滴をおして歩く、
病弱くんがいたから。
病弱くんはあたしに気付いて、
元気そうに声をかけてきた。
「美穂と明日実ちゃんじゃん。元気?」
近くにいるだけで安心できて、
涙が出そうになる。
「元気だよ」
病弱くんのことがまだ好きだなんて、
悟られないように普通に返す。
「どうしたの?」
点滴してて、病室の中歩いてるとか
入院してるとしか思えない。
ちょっと心配で聞いた。
「ちょっと体調崩しちゃって」
ちょっとどころじゃないでしょ。
すっごい痩せてるし。
だけど、もう彼女じゃないし、
病弱くんには、好きな人がいる。
だから、何もいえない。
『何かあったら連絡して』とか、
『最近どうしたの?』とか、
『何か隠してない?』とか。
もう一度付き合えたら、
幸せだろうな。