何もできないあたしは
ただ病弱くんの手を握っている。

なんで病弱くんが苦しんでるんだろ?

あたしにあんなに優しくしてくれて、
あたしと付き合ってくれて・・・




なんでそんな優しい病弱くんが。




消えちゃいそうで、怖くて・・・
泣いちゃったあたし。

それでも苦しそうな顔で笑うんだ。


なんでよ。

そう思うのはまだ早かった。