「心配してくれたんでしょ?」
安心して泣きそうなあたしを見て病弱くんが言った。

うんって言えずにただ泣いた。

「用事があって・・・」
その用事って何?
なんで2か月間も。

不安な気持ちいっぱいで・・・

そんなときに病弱くんがあたしを抱きしめた。





『大好きだよ』


あたしも大好き。
そう返したいのに、病弱くんをハグする手の力を
強くすることしかできなかった。

その日は二人とも学校をサボった。