『昔の話してぇ!!
今からファミレスで語ろうぜ!!』
……中学の時のコイツのあだ名。
"守谷の飼い犬"
陰でコッソリ使われていたから、亮はそんなあだ名の存在を知らない。
勿論、あまりにも可哀相だから言えなかった(おい)
もうすっかり酔いも覚めた上に、久しぶりに冬嘉を誘えたかもしれないのに。
(何気にエロ発言してるよ蓮君)
コイツが無駄な正義感があるから、俺達の時間を邪魔されたんだよ(怒)
「もう帰りたいんだけど?」
『な!?
久しぶりの再会じゃねぇか!!』
手を合わせてまで言う亮。
『蓮と亮の昔話、聞きたい!!』
ここにも犬に便乗する犬一匹。
(ひでぇ)
「じゃあコーヒー奢れ」
(俺様…)
『全く変わってないんだな』
亮は少し笑った。



