『守谷蓮!!』
「三上亮!!」
うわ。ハモっちまったんだけど(そんなに嫌か)
『蓮~!!』
亮は急に犬みたいに飛びついて…
きそうな所をスルッとかわした。
ドテッ
『いってぇ!!』
涙目で俺を見る亮に、不思議な顔で俺を見る冬嘉。
『何!?
まさか知り合い!?』
冬嘉の問いに、俺は頷いた。
「…コイツ、同じ中学、だった。」
俺が言うと、冬嘉は大きな目を更に大きくさせた。
『マジ!?』
冬嘉は暫く興奮冷めやらぬ状態。
…まさか、俺と同じ中学だった亮が、冬嘉と幼なじみだったなんて。
世間は狭い。
『全っ然、知らなかったよー!!』
『蓮、ひでぇ所が全く変わってねぇ』
うわー。
うるせぇ奴が2人になってしまった…(おいおい)
亮はかなりしつこい感じのキャラ。
ご覧の通り、犬みたいな奴。
人なつっこい。
そんな所が冬嘉と何気に似ている。



