…時だった。
『何やってんだ!?』
ガシッ
「!?」
俺は何者かによって肩を掴まれ、冬嘉から離された。
は?何?
俺が振り返ろうとした時……
『り、亮!?』
冬嘉が目をまん丸にして言った。
……は?亮?
誰だよ。
『冬嘉!?』
その亮って奴も冬嘉を知っているらしい。
…何だ、この2人の関係は?
『大丈夫か!?
今、この痴漢に何かされそうになってただろ!?』
はぁ!?(怒)
「痴漢だと?」
俺は肩から亮って奴の手をどけて、振り返った。
………ん?
ソイツは、黒い少し長めの髪をセットしていた。
なかなか美形。
…何か見た事があるような。
俺は暗闇に慣れた目をじっとソイツに向けていた。
『痴漢!?
違うよ、この人はっ…』
そう言って冬嘉の言葉が切られた。
少しだけ口ごもる冬嘉。
んだよ。
自分の彼氏って言うだけでも恥ずかしい訳?(ニヤ)



