胸がキュンってちっちゃくなって、
ドキドキと鼓動が駆け回る。
「ストーカー…」
何だか、酔っ払っているからだけど、余裕な蓮に対抗心を抱いた。
酔っ払ってなくても蓮は余裕か……
あたしばっかりがドキドキしてるみたいで、
『素直に喜べよ』
そんな事言う蓮にもドキドキして。
止まらない。
「嬉しくなんか無い…もんっ」
『あ、そ』
蓮は軽く流すと…
「ひゃあ!?」
柔らかな唇を、あたしの耳に寄せた。
『耳、弱いよな』
耳に蓮の吐息がかかり、心臓が病気?って程、暴れる。
「うっさい!!
さっさとどいて欲しいんだけどっ」
顔は暖房…いや、火事になってるよ!!
真っ赤っかであろう顔を蓮に見られて、悔しくなった。
「ずるい……」
蓮ばっかり。
上手に居てさぁ。
あたしはそんな余裕無いよ……
『…何が?』
「蓮はこんな事すんの…慣れっこみたいに……蓮ばっかり上手に居てずるい!!」
思った事を言ってしまい、後悔。
バカにされる…(泣)



