すると、蓮は笑ってあたしに柔らかいキスを落とした。 「っ、」 蓮が甘えるように手を繋いできて、それに応えるようにそっと握り返す。 途端に、蓮のキスは深くなっていく。 「っ、ん」 ダメだな…あたし。 結局、蓮の思うがままに流されてる… でもさ、蓮になら流されても良いかな、なんて思っちゃったりするんだよ。 可笑しい、あたし。 これも絶っっ対に、蓮には内緒だけど!! 蓮の手が、優しくあたしの髪を撫でる。 そして耳に移って、くすぐるようになぞっていく。 「っ」