―――っっ!!!!!
「やっ…」
蓮の手が、あたしの服の中へ入った。
『何?』
っ、分かってるくせに!
「蓮のバカッ」
あたしの負けだよ。
『いいの?』
蓮はニヤリと笑ってあたしを見た。
~~っ。意地悪。
「やめてって言っても絶対にやめないでしょ!」
うぅ…こんなのあたしじゃない…(泣)
顔は熱いし、胸はドキドキしっぱなし。
『ありがと』
~~~~っ。
蓮だから。
あたしだって。
あたしだって蓮だから、負けるの。
あたしだって蓮とじゃなきゃ嫌だもん。
絶ぇっ対に蓮には言わないけどねっ。
秘密、だもん。



