「よし、これで大丈夫。今日も笑顔でがんばるぞ」


鏡に向かい、ニコッと笑顔を見せる音。



「音、起きなさい!」

リビングから騒ぐお母さん


音はリビングへ向かおうした。

リビングに向かう途中廊下にかけられているカレンダーに記入された自分の誕生日が目に入った。


(もう少しで私の誕生日か。)