ソラのオト



「嫌だ」の一言が言えていれば。

後悔が募り、音はその場に崩れ落ちた。

壁をずっと殴っていた手からは赤く生暖かい血が手をつたっていった。



キーンコーン


やっと家に帰れる。そう思い、一人で歩いていた。