「イケメン〜‼」 「金髪男子!背高い‼」 「彼女いますかー!」 さっきまで音の悪口を言っていた人とは思えないくらいの変わりようだ。 「じゃあ濱田、自己紹介よろしくな。」 転校生はコクッ。と頷くと口を開いた。 「K町のY高から引っ越してきました、濱田 紫音っていいます。バスケ好きです。よろしく。」 パチパチパチパチ。 紫音の自己紹介が終わり、教室中に拍手が鳴り響いた。 「じゃあ、濱田の席は。」