キンコーンカーンコーン。 学校中に鐘の音が鳴り響いた。 音は教室へ急いで向かった。 ガラッ。 「保健室で休んでて遅れました。」 クラスの子達が音に注目する。 「お、そうか。体調はもう大丈夫なのか?」 心配そうに担任が訪ねてきたことに対し、「大丈夫です。」と笑顔で音は答え、"死ね"と大きく書かれた自分の席へ座った。 音が座った途端、女子達がコソコソと喋りだした。