シャッ。

ベットに女の子を寝かせ終えて、養護教諭は出てきた。


「お元気でしたか。」


紫音の言葉に養護教諭はびっくりした


「あら?私、濱田くんとどこかであったかしら?」


「とぼけないでください。あいつは、病気はどうなったんですか。」

先生は、はぁ。とため息をついてから、少ししてから口を開いた。

「あなたには誤魔化しても誤魔化しきれないわね。

あの子の事は、私も今はわからないわ。もう親戚に引き取られてから何もわからないままだから。それにしても。」



「大きくなったわね"紫音くん"」


懐かしい人、懐かしい記憶。
やっと出会えた。あいつの事を知る手がかり…。