私は気付くとお兄ちゃんを抱き締めてた。 「り・・・。鈴音!?」 お兄ちゃんがびっくりするのも無理ない。 「今だけ・・・今だけでいいから・・・。お兄ちゃんの胸で泣かせて・・・。」 この言葉には、 思い出があって・・・。