よく学校の帰りに寄って帰る。


「今日はどこなん?」


「今日は…」


「何するん?なぁ、俺も一緒に行っていい?」


急に平山篤弘が現れる。


急の出現に那緒はビックリして、口をパクパクさせている。


金魚みたいに…。


ため息をついて一言言ってやった。



「あのさぁ、授業は?忙しいやろ、普通。理系って。」



「いや、思ったほど忙しないで?」