アタシは柄にもなく、機内で新聞もらってみた。
さあ、読むか。
その時、後ろカラ誰かが
話しかけてきた。
「それ、俺も見たいんだケド〜!」
ビックリして、
後ろの席をふりかえる。
ユウキだ!!!
めんどくさい。
乗り気じゃないアタシの気持ち
とは裏腹に、
ユウキは話しを続けた。
「クラブとか行く人?
サークル入ってる?」
「クラブは好きだけど
サークルは入ってないよ。」
「まじで!?
今度一緒に行こうよ!
番号おしえてよ!!!」
アタシとユウキは
ケータイ番号を交換した。
解散して
アタシはまっすぐ家に帰った。