さとう君の甘さに(仮)





照れる世暖が可愛いと理性を保ちながら

「するなら、口にしてほしかったな…」
と世暖の口にキスをした。


自分からキスをしてまたやってしまったと恥ずかしさを隠しながら


下を向いて歩いてると
世暖が立ち止まり家に着いたことに気付いた。


「家ついた…」

と言う言葉を聞いて世暖の握っていた手を離した。


ちょっと寂しいと思ったが、


「世暖が明日には俺の事
名前で呼んでくれるって信じて待ってる」

と俺の事をずっとさとう君と呼ぶ世暖の事が気になって耳元で囁いてみた。


「な…名前で」と恥ずかしがる世暖に

「世暖、また明日ね」と手を振った。



「ま、また明日ねっ!!!」
と言って家の中に入る世暖


別れて数秒で
頭の中は世暖の事でいっぱい。



今日の事を思い出しながら
明日を楽しみにしながら…



俺は、家へと帰った。