ドアップのさとう君の顔が…


と思い出して、さらにドキドキしながら
下を向いて歩いてた私は家に着いたことに気付いた。


「家ついた…」
と言うと握っていた手が離れた。



それにちょっと寂しいと思った私に



「世暖が明日には俺の事
名前で呼んでくれるって信じて待ってる」



と耳元で言うさとう君



「な…名前で」と恥ずかしがる私に



「世暖、また明日ね」と手を振るさとう君に



「ま、また明日ねっ!!!」
と言って私は家の中に入った。



家の中に入った後も
頭の中はさとう君の事でいっぱい。




今日の事を思い出しながら
明日を楽しみにしながら…




私は眠りについた。