東京ナイトドリームガキと悪魔の契り編

あの日、隔離された死に1番近い白い城から抜け出しゆかりにこの街を出ると、宣言した時から、俺は決めていた。

もう、この天使から離れようと。

悪魔になろうが俺はお金を掴み取る。

そう、強く決心していた。

ゆかり…

深い闇の底から、俺に手を差し伸べたくれた天使は声にならない悲しみで、目から綺麗な涙をこぼしている。