一週間ぶりの日の下は、
ジリジリと照りつけて、
風がとても清々しく感じられた。
やっと、解放された。
アサヒは、グーっと両腕を伸ばし、
辺りをキョロキョロと見た。
嵐のあとは、
不思議なものがよく転がっている。
重そうな宝石、輪になっている布、
料理に使われるものから、
誰かが落とした剣まで。
アサヒは、
楽しそうにそれを拾ってみては、
何に使うのだろうと想像していた。