スラッとした見た目に、
長い髪を三つ編みにしたその人は、
白いシャツに黒いスカート、
白衣をまとったアサヒのおばだった。
亡くなった母の妹で、
母と同じ年に亡くなったときいた、
数少ないアサヒの声を聞ける人だ。
「アオネェだったなんて...」
「血って、こわいわぁ」
アサヒはアオネェに、
彼のことをすべて話した。
アオネェも、全く同じ状況だったらしい。
ここは、アオネェが愛した人の
秘密基地だったみたいで、
その人もここで薬を作っていたらしい。